この1年で改めて明らかになったことは、世界のサプライチェーンは繊細な生態系だということです。私たちは、生活必需品を入手し、経済を動かし続けるために、それに依存しています。中でも今年起きたスエズ運河封鎖事故は、壊滅的な例と言えます。座礁したエバーグリーン社が運航するコンテナ船は、毎日、世界貿易の約12%を支えています。この封鎖事故は、サプライチェーン問題の中で最も注目を集めましたが、アジアの主要な流通センターで発生したCOVID-19のアウトブレイクなども同様にマイナスの影響を及ぼしました。

世界中に製品を送り届けるために、流通ラインに依存している産業は数多くあります。流通プロセスを維持するためには、多くの要素が複雑に組み合わさっており、あまりにも大きなエラーの場合、多くの会社にとって制御不可能となります。しかし、現状を踏まえてサプライチェーンのプロセスの改善に目を向けると、技術的な面では、ERPシステムやデジタルインフラによって、オペレーションの監視や管理を大幅に改善できます。一方、人的なパフォーマンスを向上させるには、組織の上層部と現場、両方の手順を変更する必要があります。

このような体制変更は、特に消費財の流通がグローバルであるという性質とそれによって生じる課題を考慮すると、企業が社内のみで実行するのは限界があります。強力な ERP プラットフォームに投資し、さらにグローバルロールアウトの専門家の力を活用することで、直面するであろう課題の影響を回避、あるいは少なくとも軽減することができます。

なぜ製造プロセスの効率化が必要なのか?

オペレーションプロセスは常に優先事項となります。企業が高いレベルの可視性を実現せずに生産フローを設定すると、オペレーション全体が悪化してしまいます。よりスムーズなオペレーションを目指すのであれば、その組織の全ての側面を網羅した、カスタマイズされた手順が必要なのです。特に複数の関連子会社を持つ大手企業では、すぐに課題を解決するのではなく、まずは現状を理解するために時間をかけることが必要です。そうすることで、新しいプロセスをよりスムーズに実装することができます。

現状理解が完了すると、製造フローの詳細に集中できるようになります。現状分析を行った上て定義した製造プロセスの展開はオペレーションプロセスに反映され、結果として日々の業務を支援するリアルタイムデータを受け取ることができます。新たに定義されたプロセスのおかげで、課題が発生しても、その特定が瞬時に行われるようになり、あらゆる状況に迅速に対応できるようになります。

この業務改善の全てを一人で行う必要はありません。世の中には、業務をスムーズにすることを目的とした、素晴らしいツールがたくさんあります。そして、SAP Business Oneは、その一つなのです。

社内から最適化を牽引する

製造業では、小さな変更や小さな改善を、頻繁に繰り返すことが多くあります。プロセスを効率化することで、無駄な時間を削減し、変更による成果や影響を、わずか数日で観察することができるようになります。

全てを最適化したい、と思うのは当然のことです。その場合、どうすればよいでしょうか?「古いものは捨てて、新しいものを取り入れよう」と指示を出せばよいでしょうか?もちろん、そう簡単なことではありません。しかし、ERPが役に立つのは事実です。特に、導入するその関連子会社に合わせて作られていて、業界特有のニーズに合致したものが存在する場合はなおさらです。

SAP Business Oneは、このような要望を実現するERPの一つです。すばやく導入でき、使い方も簡単で、手間をかけずに会社の概要を把握することができます。カスタマイズも簡単で、必要な機能を提供してくれます。さらに、パーソナライズされたレポートも作成できます。そして、我々はそのSAP Business Oneを補完する適切なアドオンとしてbe one Manufacturingも提供しています。SAP Business Oneとのシームレスな統合によって、さまざまな業界固有の機能を提供し、独自にカスタマイズされたソフトウェアの中で、全プロセスを1つの場所に統一することができます。

ERPソリューションの主なメリットの一つは、リアルタイムの可視性を得られる点です。製造業にとって、工場の稼働状況を、より正確に把握することは、収益を向上させるためにまず達成すべきことです。各レポートの処理に時間がかかったり、提供されたデータの正確性に信頼がおけないと感じたりすると、意思決定プロセスに直接的な影響が出てきます。新規の顧客とのビジネスにおいて、ビジョンにつながる提案をすることは必須です。例えば、昨年アジア地域において、SAP Business One、専用のアドオン、さらにbe one solutionsの持つ専門知識を提供することにより、Stanley Black & Decker社が求めるニーズにお応えすることができました。お客様成功事例の詳細については、別途ご紹介していますので、そちらもご覧ください。

従業員が製造業務に集中し、事務的作業の時間を減らすためには、自社に合ったシステムの導入が重要です。次の課題は、最適なソリューションを導入するための適切なパートナーを見つけることです。

ソリューション導入と効率化を率いる戦略的SAPパートナーを選ぶ

製造業の成長のためには、正確な生産計画とプロセスの最適化のために、高品質の製造アドオンソフトウェアが必要であることを認識したその後は、組織への最適な実装への検討が必要となります。そのためには、必要なリソースを投入して、プロジェクトを期限内に完了させるためにも、経営陣がシステムの実装に真剣に取り組むことが重要です。

be one solutionsは、多国籍企業を対象にグローバル規模でテンプレートの作成・導入を実施しているSAPパートナーです。be one solutions韓国のカントリーマネージャーであるMatti Varheenmaaは、ITの側面からビジネスを見ると大変興味深いと言います。

「ERP、MES、QCシステムをリーン生産方式に適合させることに何年も取り組んできましたが、常に挑戦があります。特にプロセス産業や医療機器、医薬品などの規制産業では、より困難が伴います。私は、SAP Business Oneで何ができて何ができないのか、どのようなことがサポートされていて、どのようなことがサポートされていないのかについて、お客様とよく議論しています。その目的は、個々の機能をバラバラに見るのではなく、まずバリューストリーム活動全体で一致させることにあります。」

複雑な製造プロセスにおいて、重点を置かなければならないのは、現場に対する高いレベルのトレーニングを実施することです。それを実現するために、当社のコンサルタントは、展開するソリューションに対する深い理解と技術的な知識を持った専門家で構成されています。業界で最高の顧客サービスを提供するためには、十分な準備・トレーニング・経験が不可欠です。実際、他ではSAPソリューションには精通しているものの、自分が担当している市場セグメントの特殊性を理解していないコンサルタントも存在しているようですが、我々はサプライチェーンやリーン生産方式の複雑さを知ることは、コンサルタントにとって非常に重要であることを認識しています。Matti Varheenmaaによると次の通りです。

「SAPをよく知っているということは、非常に多くの知識を保有するということですが、同様に、サプライチェーンや製造プロセスを理解するためには知識が必要です。ITだけの観点で物事を判断すると、物事を単純化しすぎて、現実とのずれが生じることがあります。ソフトウェアだけに注目するのではなく、ソリューションを検討する前に、製造プロセスを正しく理解することも重要です。」

製造業において、組織をより早く成長させるソリューションをご要望であれば、ぜひ我々be one solutionsご相談ください。

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