SAP Business One の新機能:2025年4月ロードマップの注目ポイント
2025年4月に、SAPは最新のSAP Business Oneロードマップを発表しました。このロードマップでは、Webクライアントの主要な機能強化、最新機能パックの主要なアップデート、そしてAIと機械学習における今後のイノベーションが明らかになっています。これらの開発は、SAP Business Oneをあらゆる規模の組織にとって強力なデジタルコアとして強化することを目指しています。
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強化されたSAP Business OneのWebクライアント
主要なハイライトとしては、大幅に強化されたSAP Business OneのWebクライアントです。より広範なビジネスプロセスをカバーし、アクセシビリティも向上したことで、ユーザーはネイティブのウェブブラウザを通じて、以下を含む様々な機能をシームレスに活用できます。
- 会社設定
- 販売管理営業、購買管理、CRM、サービス
- タイムシート、入出金支払い、財務会計
- マスターデータ、在庫、分析など
新しい統合と拡張機能
Webクライアントには、ビジネスワークフローをサポートおよび強化するための統合機能が拡張されました。
- Microsoft 365 OneDriveへのエクスポート (Excel、Word)
- Microsoft Teamsでのコラボレーション
- Microsoft Outlook 365とのメール統合
- ユーザー定義項目フィールド、テーブル、オブジェクトのサポート
- WebクライアントUI API (ユーザーインターフェースAPI)
- 算術式と論理式をサポートするユーザー定義値
- SAP Companion (Web Assistant) サービスの導入
Webクライアント分析の改善
また、Webクライアント分析も強化され、以下の新機能が追加されました。
- リストビュー: 高度なフィルタリングと視覚化を提供するオブジェクト中心の分析
- ユーザー定義クエリ:リストビューに表示され、ホーム概要画面でデータウィジェットとして使用可能
- ビューの共有:会社社内データベース間で使用するためのビューのエクスポート/インポート
- メール共有:ビューやクエリへの直接リンクをメールで送信
追加のSAP Business Oneエコシステム機能強化
ロードマップには、SAP Business Oneプラットフォーム全体にわたる大幅な改善も含まれています。
ローカライゼーション・コンプライアンス
- 強化された仕訳入力シリーズ、銀行取引明細書処理
- 電子請求書サポート、税務管理、レポート、監査証跡機能の拡張
在庫・流通・生産
- シリアル番号/ロットバッチ番号の追跡とトレースレポートの向上
- 権限グループとレポートツールの強化
財務管理
- 総勘定元帳レポートの強化
- 会計期間、為替レートログ、支払条件の更新
販売管理営業・購買管理・サービス
- 文書設定の柔軟性の向上
- ワークフロー統合と文書ステータス機能の強化
CRM
- アクティビティレポートと設定の更新
プロジェクト管理
- インタラクティブなガントチャート
- プロジェクトステージのソート機能
今後の展望
SAPは、SAP Business OneのモバイルアプリやWebクライアント機能をはじめ、さまざまな領域で継続的な機能強化への投資を行っています。次期バージョンである「SAP Business One バージョン11」は2027年のリリースが予定されており、新たな機能や拡張オプションに加えて、より高度なクラウド管理ツールが導入される予定です。
こうした継続的なイノベーションの取り組みの一環として、SAPはSAP Business Oneのブランドアイデンティティ新しいロゴを発表しました。現在、SAP Business Oneは世界中で82,000社以上、120万人を超えるユーザーに利用されており、業務の効率化と最適化を目指す企業にとって、信頼できるソリューションとして高く評価されています。
最新のSAP Business Oneのロードマップやその他の開発計画の詳細については、当社の担当チームにお問い合わせください。
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