SAP partner in Singapore

新しいデジタル時代において、シンガポール政府とビジネスリーダーは、テクノロジーの急速な発展に歩調を合わせる取り組みを進めています。技術的な取り組みのひとつとして、企業における決済プロセスをデジタル化して効率を向上させるというものがあります。  手作業による請求書発行は、しばしばミスや支払遅延が発生しやすく、その結果、キャッシュフローが悪化します。上手く機能しているキャッシュフローは、ビジネス、特に事業拡大を目指す企業にとって極めて重要です。 しかし、ほとんどの企業の請求書発行プロセスは、いまだに作業に人の手を必要としているのです。そんな中で、PEPPOL対応ソリューションは、請求書発行プロセスを変革し、シンガポールでビジネスを行う企業の成長を支援するために導入されました。

 

InvoiceNow

今日の手作業による請求書発行の流れは、売り手がERPや会計システムから請求書を作成し、それを電子メールや紙で買い手に送付します。そして、買い手は支払いを行う前に、請求書情報をシステムに手動で入力することになります。この手作業を必要とする請求処理の流れの問題点として、支払いの重複、支払いの遅延、請求書の紛失、照合ミスがあり、それは頻繁に発生しています。 そこで、シンガポールの情報通信メディア開発庁 (IMDA) は、全国的な電子請求書発行の取り組み「InvoiceNow」を開始しました。これは、企業が安全にビジネス電子文書をやり取りできるPEPPOL (Pan-European Public Procurement Online) ネットワーク上で機能します。 この電子請求書の取り組みは、企業がよりスムーズで迅速な支払いを進めると同時に、環境にも優しいというメリットがあります。InvoiceNowを使えば、企業は財務システムで請求書を直接送信でき、買い手はPayNowやその他の電子決済手段を使って、簡単に支払いを完了することができるのです。

 

シンガポールの SAP B1 パートナーである当社とはじめる取り組み







     

    SAP Business One

    SAP Business Oneは、ビジネスのデジタル化を実現できるフル機能を備えたERPソリューションです。中規模企業や大手企業の子会社が円滑に運営できるように設計されており、他のシステムと統合ができ、さらに価格もリーズナブルなビジネス管理ソフトウェアです。SAP Business OneはPEPPOLに対応しており、活用することで、売り手と買い手の間のすべての請求書情報を統合します。 SAP Business Oneの財務モジュールでは、InvoiceNowのネットワークを通じて請求書を送受信することができ、より短期間で取引を完了できます。簡単に流れをまとめると、売り手はSAP Business Oneを通じて電子請求書を作成し、買い手に送信します。そして、買い手は電子請求書を受け取り、紙に印刷して別途支払いを行う代わりに、財務システムを通じて支払いを完了することができるのです。 この合理化されたプロセスは、企業により多くの価値をもたらし、ビジネスの成長を支えることができます。

    SAP Business Oneの財務モジュールでは、InvoiceNowのネットワークを通じて請求書を送受信することができ、より短期間で取引を完了できます。

     

    イニシアチブの助成金とボーナス

    ビジネスのデジタル化を支援し、より多くの企業に電子請求書ネットワークへの参加を促すため、シンガポール政府は、LEAD Connect GrantとLEAD Transact Grantと呼ばれる助成金を企業に提供しています。 LEAD Connect Grant は、独自の財務ソリューションまたは ERP ソリューションを持つ大企業を対象とした固定助成金で、3 万シンガポールドル支給されます。 LEAD Transact Grantは、InvoiceNowネットワーク上で、最低取引相手数を満たす大企業に対し、最高4万シンガポールドルの助成金を支給するものです。 さらに、InvoiceNow Transaction Bonus (ITB) により、InvoiceNowで電子請求書を10回送付すると、200シンガポールドルのボーナスを受け取ることができます。

    まとめ

    急激に発展した情報通信技術が製造技術と融合して起こる第4次産業革命が始まって以来、企業は生産性の向上、意思決定の迅速化、資源の無駄の削減など、ビジネスにさらなる価値をもたらす努力をしてきました。 請求書発行プロセスをデジタル化することは、サプライチェーンを加速・合理化し、ビジネスをグローバルに拡大する上で、間違いなく最適な判断と言えます。 グローバルなSAPの実装パートナーとして、be one solutionsは、お客様のビジネスをデジタル化する支援を提供いたします。PEPPOL対応ソリューションであるSAP Business Oneは、組織が競争力を維持するための力となります。助成金を活用できるチャンスも活かし、導入を検討してみてはいかがでしょうか?この取り組みの詳細については、ぜひお問い合わせください。

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